アニメ「境界のRINNE」第2期終了後の感想

 体調不良で随分遅くなってしまいましたが、「境界のRINNE」2期の感想を書きました。
 大好評で終わった第1期に引き続いて、春から第2期が始まりました。今期は強力な人気作品が裏番組となり、営業的には大変だったと思いますが、内容的には第1期以上に評価も上がり、終盤の視聴率もそこそこ良かったようです。
 初回は鳳と、その契約黒猫・朧が大暴れする話で、そのまま黒猫中心の話になるのかなと思ったのですが、意外にも第1クールは初期の主人公達による浄霊話を掘り起こしたものが多くなりました。原作ではこのような浄霊話が圧倒的に多く、好きな話も多かったので個人的には嬉しかったです。
 第2クールは四魔れんげの登場・黒猫段位テスト・抹悟登場の話が並行して展開されました。原作では段位テスト->れんげ->抹悟と直列でしたので、アニメでは3つ一緒に楽しめた反面、少し分かりにくくなってしまったかなと思います。原作ではこの時期少し影が薄くなってしまう桜さんにもしっかりとスポットが当たっていたと思います。
 一期に比べラブコメが少なかった二期ですが、最後に大波乱がありました。他の恋敵達の乱入にもびくともしなかった、りんねと桜の関係が「友人」の登場で大きくゆらぎました。今週の話で一応事態は終息しましたが、根本にあるりんね君の貧しさはまだ解決していません。第三期でも二人の間に「金」が大きく立ちふさがることになると思います。
 過去のルーミックアニメと同じく1〜2週で一話の構成だった第1期と違い、第2期は同じ放送日に2〜3話を放送する事もあるという大きな変更が行われました。これでアニメ化が難しかった1話完結の話もどんどんアニメ化することが出来ました。最初が尺が詰まって窮屈な印象もあったのですが、同じ日に放送する話を互いに関連付けることで一にまとまった話にすることができたと思います。
 登場人物が少なかった第1期は余韻が長くシュールな感じがしましたが、登場人物が大量に増えた第2期はドタバタで賑やかな印象になりました。その分一人ひとりの印象が薄れた感がありますが、第3期にそれぞれの人物について深く切り込んでいくことになると思います。
 只今NHK Eテレにて毎週金曜午後7時25分より2期の再放送がされています。またまた裏番組(しんちゃん)がつよく大変ですが、時間的には見やすいと思いますので是非ご覧ください。
 また、ディズニー・チャンネルでも1期の再放送がされています。